小さなお子様へのプレゼントについてあれこれ考えるのは楽しいものですね。 誕生日やクリスマスなどのお祝いに、入院や療養などのお供に、あるいはただ贈りたいと思ったときに…と様々な場面のプレゼントに、コンパクトで場所をとらない絵本はおすすめです。 小さいお子様は絵本が大好き。 膝の上に座ったり布団にくるまって、家族との親密な時間の中、安心して絵本の世界に浸る子どもたちの眼はキラキラと輝いています 「あの子にはこれがぴったりかも!」 と思える絵本に出会っていただければ何よりの喜びです。
【 0歳〜1歳へのプレゼントに おすすめの絵本 】
[0歳〜1歳] この時期のお子様が惹きつけられる特徴は
- シンプルな絵柄
- どうぶつ
- 驚きの展開、仕掛け
- 短くてリズミカルな文章
などが挙げられます。 また、赤ちゃんのうちは興味があるものを口に含んだり、力まかせに握ったり引っ張ったりしますので、丈夫なものがおすすめです。 ボードブックと呼ばれる、各ページが厚紙になっているものが最適です。
あそぼうよ
1.あそぼうよ(レオ レオーニ作 好学社) レオ・レオーニのとてもかわいいボードブック。 和訳は谷川俊太郎さんの明瞭で親しみやすい文章です。 絵本の持つ落ち着いたおだやかな雰囲気に、赤ちゃんたちは安心して浸ることができるでしょう。 また、もしお子さまが大きくなってからあらためてこの本を手に取ることがあるなら、美しい模様の紙や布を切り貼りしたりといった自由で楽しげな描き方に、触発されるかもしれません。
やさいさん
ポップで明快な絵柄が目を引くtupera tuperaさんのしかけ絵本。 「やさいさん やさいさんだあれ?」 と繰り返される呼びかけに、食卓でおなじみの野菜が飛び出すシンプルで楽しい絵本。 野菜に親しむ一助にもなりそう。 また、しかけ絵本の弱点である「壊れやすさ」も、単純で丈夫な作りでクリアしています。 こちらもボードブック。
あかちゃんと ちゅ
いろいろな動物の親子が登場して「○○あかちゃん ちゅ 」というフレーズでスキンシップを繰り返す、とてもシンプルな内容ですが、0歳〜1歳の時期はこの繰り返しこそ重要な要素です。 親子の親密なスキンシップが愛らしい絵柄で表現されていて、赤ちゃんが 大好きになること間違いなしです。
だるまさんが シリーズ
4.だるまさんが シリーズ(かがくい ひろし作 ブロンズ新社)
かがくい ひろしさんの「だるまさんシリーズ」 「だるまさんが」「だるまさんの」「だるまさんと」の3部作です。 「 だ る ま さ ん が 」 どて! リズミカルでユーモアたっぷり。
ミッフィーのどうぶつだあれ
5.ミッフィーのどうぶつだあれ(ディック ブルーナ作 講談社)
ディック・ブルーナの描く動物は、太くシンプルな線で描かれた愛らしいキャラクターで、この時期のこどもたちに安心感を与えてくれるようです。 しかけ絵本といっても、ページを繰ると切りぬかれた窓から見える景色が変わるというシンプルなデザインで、しかもボードブックなので、力の加減が苦手な0歳児に持たせても大丈夫。 11.5cm×11.5cmとコンパクトなサイズも重宝します。 赤ちゃんは、寝ころんだまま絵本を振り回して顔に落としてしまったりすることがしょっちゅうあると思いますが、これくらい小さいと見ていてもハラハラしないで良さそうです。 角の丸い形状もやさしい心配り。 このサイズだとポケットに入れて持ち運んでも邪魔にならないので、親にとってもありがたい一冊です。 生まれて間もないころからお勧めの一冊です。
どうぶつのこどもたち
こちらで紹介している他の本と違い、写実的な絵柄ですが、かわいらしい動物のこどもたちの表情や動きが生き生きと描かれていて、赤ちゃんの目は釘づけになることでしょう。 写真や動画とは違う情感が赤ちゃんに伝わるのだと思います。 まだ自由に身体を動かすことのできない月齢のお子様にとっては、動物たちが楽しそうに遊ぶ姿は、あこがれの的になるかもしれません。
ぼくのねこ みなかった?
はらぺこあおむしで知られるエリック・カールの作品です。 ネコ科の動物たちが、独特の美しい作風でまるで本物のように生き生きと描かれています。 こちらもコンパクトなサイズが出ていて、お出かけのお供に最適な一冊です。
おつきさま こんばんは
林明子さんの作品です。 屋根の上にぽっかり現れた満月が雲に隠されてしまって再び登場してにっこり・・・というとてもシンプルなストーリーですが、雲に隠されたおつきさまの困った様子から一転して、「ごめんごめん」といって雲がどいてくれた後のおつきさまの満面の笑みは、お子様の感動を呼ぶこと間違いなしです。
にんじん
せなけいこさんの作品がだいすきなあかちゃんはとても多いと思います。 お子様たちの大好きな動物たちが、「にんじんだいすき」といってニンジンをおいしそうに食べる様子をみて、ニンジンっておいしいのかも、と良い印象をもつのかもしれません。うちのこどもはこの本のおかげか、ずっと人参が大好きで助かっています。
うんちがぽとん
知人に紹介されて取り寄せた一冊。 その方のお子さん(男の子)は、トイレを使いだす月齢の時にこの本を読ませたところ、その日におまるに座ってうんちができたそうです。 うちはそうではなかったので、効果のほどは定かではありませんが、同じ年頃のまあくんがトイレができた姿にあこがれを持つお子様は多いのではないかと思います。 ************************************************************** いかがだったでしょうか? 0歳から1歳くらいのお子様にとっては、親御さんの心のゆとりはとっても大切なよりどころになると思います。 その観点から、作品のすばらしさはもちろんのこと、丈夫で持ち運びやすいという要素も考慮して選定してみました。 ご参考にしていただければ幸いです。